水谷隼・伊藤美誠ペアが中国チームペア、許昕(きょきん)・劉詩雯(りゅうしぶん)ペアに勝利し、金メダルを獲得したというめでたい気分だった翌日に、こんなガッカリな記事を書くのは残念なんですけどね。
0.理解に苦しむ事例何点か、を書くかなしみ
コロナ禍で東京オリンピック・パラリンピック(以下、東京オリパラ)を開催強行しようという考えがそもそも理解に苦しむのだが、それに輪をかけておかしな人たちが出現してますね、って話です。
1.天皇の開会宣言に座ってた人たち
今上天皇(きんじょうてんのう。今の天皇という意味。きんじょうという名前じゃないですよ)が東京オリパラの開会宣言を行なう際、菅義偉首相、小池百合子東京都知事は座ってました。
誰かに促されたのか、スッと立ち上がるシーンがテレビで大写しになったのを多くのテレビ視聴者がご覧になったと思います。
「こういうときは、起立するんじゃねーの?」
と多くの視聴者が思ったはず。
で、出たのが上のニュース。
起立を促すアナウンスができないミスがあったと明らかにした
というJOC。
アホか、と思いますよね。
JOCは誰に謝罪したかというと、関係者だそう。
もちろん、菅義偉や小池百合子だろうけど。
こういうときの常識、感覚は、その場で菅義偉や小池百合子は今上天皇に謝罪するのでしょう。
JOCが関係者に謝罪するものではない、ですよね。
天皇が開会宣言するんですよ。
知らされなかった、とはいえ、その場で立つでしょ。
国歌斉唱のときは国旗を掲揚せよ、とか起立せよ、とか吠えてた人たちがいませんでしたっけ。
大丈夫ですか、首相、都知事、武藤事務総長。
しょせん、こんな人たちが考え、実行しようとしている東京オリパラ。
おかしなことばかり起きるのは、さもありなん。
2.話をすることが苦手な菅義偉
2021年7月25日、金メダル獲得した髙藤直寿選手に便乗しようと政治利用電話をした菅義偉さん。
手元に原稿を用意して、ひたすらそれを読み上げる菅義偉さん。
相手の返事もそのまま置き去りにしたまま、最後まで読み上げ、唐突に菅義偉
「ありがとうございました」(原稿終了) pic.twitter.com/wSqG3BmgUz— 尾張おっぺけぺー😷自民公明、国会閉じて夏休み😷 (@toubennbenn) July 26, 2021
こんな人物が、自分の国のトップ、首相なんですよね。
悲しいですね。
取り巻きに動画を撮ってもらいながら、金メダルの選手に電話インタビュー。
自分の言葉でしゃべれ、と普通の人なら思います。
「自分の言葉でしゃべれない」となれば、動画を撮られ、それを政治宣伝するのは止める、と判断するんじゃね?
3.「開催反対派が、始まったら応援してる」
大会開催そのものへの反対は変わりません。国民を守る危機管理の問題だからです。
が、一年も延期された期間にパフォーマンスを維持するために努力してきた選手、関係者の活躍には心から敬意を表します。反対なら応援するな、ではありません。
これ、立憲民主党の蓮舫議員のツイートです。
この記事をご覧のみなさん、どう感じられますか。
私は、蓮舫さんの書いておられるとおりと感じます。
「東京五輪なんて、開催すべきじゃない」
と主張することと、開催されている中、アスリートを応援することは同居するでしょ、ふつう。
「開催に反対するから、あなたも応援しない。
アスリートみんなを応援しない」
なんて考えないだろ。
こんなこと言う人物ら、スネてる、ひねくれてる子どもみたい。
※卓球の補助剤問題に対する水谷隼選手の行動
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