【読書のススメ】管理職になりたい人におすすめの、読んでおきたい本

仕事

約1年前、管理職の面接試験に関する記事を書きました。なぜか、この記事が思ったより反響が大きかったです。

 

「2匹目のどじょう」を狙うわけではありませんが、いわばその続きを書こうと思います。本の紹介です。

 

 

 

前回の記事でもご紹介したとおり、私は他人にえらそうなことを説くような人物ではありません。

しかも本をあまり読まない、読み始めても遅読。読んだ本の数は数えるほどです。

 

そんな私が紹介する本。

言ってみれば、もっと早く読んでいればよかった、とでも言えばいいでしょうか。そんなスタンスとお考えいただければいいと思います。

本というのは、著者に対する好き嫌いや思想、書いてある内容への賛否などもいろいろあって、全部が全部、万人にお薦めというわけではありません。また、どのように読むか、どう解釈するかによっても違ってきます。「管理職のため」だけではなく、様々な示唆が得られることもあると思います。

本をあまり読まない私が言う資格はありませんが、ご承知おきください。

 

 

1.わたしが読んだ本

 

まずは、私自身が読んだ本のご紹介です。

 

リフレクティブ・マネジャー 一流はつねに内省する

 

 

管理職にはいくつかの役割がありますが、その一つは部下の育成です。

社員は、どんなときに育つのか。マネージャー、管理職は部下を育てるためにどうすればいいのか。

金井壽宏さん(神戸大学大学院経営学研究科教授)、中原淳さん(立教大学経営学部教授)という、リーダーシップ、マネジメント、キャリア、成長などについての第一人者のお二方が対話を行う形で、現代の悩める中間管理職にヒントを出してくれる本です。

メンバーの育成に関する、とある研修で「内省」というものに触れる機会があったのですが、そこで出てきた資料が、この本で紹介されているチャートでした。そのチャート(図)そのものを詳しく説明すると中身がバレてしまいますし、著作権にも抵触するかもしれませんのでこのへんで留めますが「なるほどなあ」と目からウロコでした。

 

  • 「なるほど、ひとはこんな時に成長するんだ」
  • 「自分の成長にもヒントになるぜ」

 

こんなふうに参考にすることができました。

要は“人の成長に最も重要なファクターは、内省”ということです。

 

 

ビッグツリー~自閉症の子、うつ病の妻を守り抜いて~

 

 

著者の佐々木常夫さんという方は、東レの役員までつとめた人。

自閉症の長男、うつ病を患った奥様といった多難な家庭生活を送りながら、東レの同期トップで取締役という、仕事にも成果を出されました。今では多くの著作があり、「佐々木常夫手帳」なるものまで出されるほどです。

いろんな著作があり、経営、マネージャー、ワークライフバランスなどご自身の経験も踏まえてのことでしょう、多岐にわたります。
それらの全部に目を通したわけではありませんが、わたしが「ビッグツリー」で感じたのは、プライベートのことを理由に、目の前の困難から逃げる、ということはしちゃいけない、ということです。

いや、仕事もしっかりやりながら、プライベートのこともしっかりやれる、ということ。

 

パワハラに追い込むようなことではなく、

  • 目の前に困難があっても、切り抜けられる
  • 仕事も家庭も大事

など、ワークライフバランスという観点からも学べる本です。もちろん、実話です。

この本から何を学ぶか、どんな感想が得られるか、いろいろだと思います。賛否両論もあろうか、と思います。

 

率直に申しまして、佐々木氏の著作には胡散臭さを感じることも出てきた時期があります。(今でも少しは。)

でも、東レのとあるリーダーと接点を持つことがあり、その方の仕事ぶり・考え方などに触れると、なるほど東レという会社はなかなかだな→佐々木氏はなかなかだな、という考えに至っている次第です。

 

 

東芝 粉飾の原点

 

 

以前、別の記事でご紹介しました。

 

管理職になろうとする人、あるいは管理職になったばかりの人(中間管理職、あるいはヒラ管理職と呼ばれる立場だと思います)。

そんな立場は、より上位の管理職である幹部の指示、命令、課題を「忖度」し、部下を含めた職場、あるいはチームをまとめていく仕事。この立場にいると、よかれと思って進め頑張ることが、東芝の粉飾と同じ事態を引き起こす可能性がある。

その前にこの本を読んでおけば、東芝のことを知っておき、自分を、部下を、あるいは会社を同じ目に遭わせない、という意識を持てる。

そんなことが想像されたので、ご紹介しました。

 

 

伝え方が9割

 

 

著者の佐々木圭一さんという方はコピーライターです。

キャッチコピーの仕事を通じて、同じことを伝えるのにも言い方をちょっと工夫することで伝わり方が違う、という本です。

管理職に限らず、ビジネスパーソンは伝えることを上手に行う必要があります。平たい言葉で言えば、コミュニケーション。いつも、言いたいことを自分が言いたいように言える毎日であればいいけど、ビジネスパーソンの毎日ってそうでもない。

ちゃんと相手に通じるように、わかるように、インパクトともに伝えたい。そんなとき、この本のエッセンス「相手に対する想像力」が活きると思います。

 

 

ブログを書いている人、ブロガーにも参考になると思いますよ。

 

 

虚数はなぜ人を惑わせるのか?

 

 

虚数、覚えてますか。2乗したらマイナスになる数字。

常識では存在しないような数字、と習ってきた数字です。

でも、この本を読むと、虚数が存在する、現実に活躍しているということがわかります。

数学が苦手の人でも理解できるかもしれない、と思います。

この本を読んだ感想として、

 

  • この世に存在しない、と思いこんでいたけど、実は存在していた
  • ありえないと思いこんでいたけど、そんな常識は壁になる

 

と思い知らされました。

そういう体験を、得意だったはずの数学の本で得ることができました。

仕事に関係なくても、自分の実になるんだなあ、読書って。

 

 

 

 

2.他人から勧められた本

 

私は読書数が少ないです。2011年9月から記録しつづけている読書メーター(スマホのアプリ)によると、9年でたったの133冊。

 

そもそもビジネスパーソンとして、そんな程度の量でいいのかって感じです。

純粋に仕事で読んだ本は登録してないので、実際にはもうちょっと多いかもしれないけど、それでも少ないレベルでしょう。

 

なので、先輩や同僚から勧められた本もご紹介しておきます。

 

 

失敗の本質

 

 

これは有名すぎですね。会社や人生の先輩の何人かから勧められました。最近では小池百合子東京都知事も推薦していたように記憶してます。

第二次世界大戦前後の日本軍の敗戦を分析し、組織論などを論じます。現代のビジネスパーソンにも通じると言われています。

 

 

仕事が速い人はどんなメールを書いているのか

 

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著者の平野さんという方、これまでに1万通を超えるビジネスメールを添削してきたのだそうですが、ビジネスメールの添削ってどんな仕事やねん?

 

 

 

以上、読書をほとんどしない、ヒラ管理職が紹介する本でした。

 

管理職の試験について、面接のときに想定される質問とか、いくつかの記事をまとめました。

 

 

私自身のことをえらそうに言えない実態をさらした、過去の記事です。

笑ってください。

 

 

 

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