マリンメッセに、高校の同級生の陶芸家が出品しているという情報を聞いて、行ってきました。
彼女の屋号は「やきも・の村」。名字が野村なのですよ。うまいネーミングです。
その遊び心あるネーミングとぴったり合う作品群。
絵柄がかわゆいですね。
わたしはこれを買いました。
多分湯呑みなのだろうと思うのですが、わたしはビールをこれで飲みます。
すでに飲みました😃 ↓
特別感が得られます。口当たりもいいですね。
ビールは陶器で飲むのが良し、と聞きますが、まさにそのとおりでした。
美味しすぎて、ちょっと飲みすぎてしまったかな。
隣のブースに出品されていたのは、「工房 樹機(kiki)」の井上さん。
野村さんと一緒に修行されたらしく、仲良しさん。
天草の枦宇土町(“はじうと”と読みます。人によっては“はじゅうと”と読む人も)に工房を構えてらっしゃいます。
小学生に陶芸を教える活動もされているそうです。
で、聞いてみました。昔から気になっていた、天草陶石の実力についての親父から昔聞かされていた話です。
「天草陶石って世界レベルの品質ってほんとなんでしたっけ?」
「そうですよ。世界一です。有田焼など有名な窯元でも使われているんです。たとえば、この色が天草陶石の色です」
下の写真の白、乳白色です。何も手を加えないでこの色が出るのだそうです。
「砥石としても有名で、『天草の砥石じゃないと俺の包丁は砥げない』とこだわる料理人もいらっしゃるんですよ」
なるほど。
いただいたパンフレットの記述を引用します。
天草陶石は有田焼や清水焼の主原料として使用され、海外にも輸出されています。年間の出荷量は約3万トンで、全国の陶石生産量の8割を締めています。・・・途中略
『陶器工夫書』の中で平賀源内は天草陶石を『天下に二つと無い最高級品』と書き・・・以下略
陶石の採掘は重労働で、じん肺の影響があり、働き手が少なくなってきているそうです。
その分希少価値があるともいえますが、天草の“宝物”をもっと広く知らしめたい、とおっしゃってました。子どもたちにもそういう話をされるそう。
天草にはまだあと500年分の陶石はあるそうです。これが気になっていた。
採掘を機械化しても枯渇するのはかなり先のようです。よかった。
機械化して、重労働を少しでも軽減して、量産(とまではいかないかもしれないけど)され、多くの人たちに知られることになってほしいですね。
この記事も、少しでもそのきっかけになれば、と書きました。
私の下手な写真では十分表せきれてませんが、とても美しい白でした。
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