物事は、普通アップグレードしていくもんです。
ダウングレードなんて意味があるんでしょうか。
あるんです。(川平慈英風に)
ダウングレードが必要なケースがあるんです。
「ダウングレード」と検索してこのサイトにお越しになられた方もいらっしゃるかも。
私も最近、OSXのダウングレードが必要になったので、その経験をご紹介します。
OSXのダウングレードの必要性
たとえば、
1.MacBook Airをソフマップに売却する時、販売されている時点でのOSのバージョンじゃないと買いとってくれない
私の体験談です。
ソフマップの買い取りカウンターで、
「OSはアップグレードされてますか?」
「はい! 10.9.1です!!」
意気揚々に、高く売れるものだと思ってアップデートしていたことを告白したら、
「ダウングレードしてないと(元のバージョンじゃないと)買い取れないんですよ」
えっ、そうなん?
2.インストールディスクの作成
最近のOSXは、メディア(DVD、USBメモリなどの記憶媒体)では提供されません。ダウンロードだけです。(さらに言えば、最新のMavericksは無料だっせ!)
OSの動作がのろいとか、設定を間違ったから初期状態にするために再インストールしたいとか。こんなときに、OSが必要になります。
今回の私の場合は、まさにこれでした。
純正の「メール」アプリの挙動がなんか変。
アカウントの設定をいじってもダメ、メールクライアントをThunderbirdにしてみたけどめっちゃ遅い、ネットの速度がなぜかギアが2段階くらい落ちたみたいになったり。
これはもう再インストールしたい。でも、こんな時、インストールディスクがないと再インストールってできないんですよね。
App StoreでMavericksをダウンロードしようとすると、「あんたのOSはMavericksなので、ダウンロードする必要ないですやん」てな感じで、ダウンロードできないんです。
OSが、まだMountain Lion(10.8)だったら、MavericksをUSBメモリとかにダウンロードしてインストールディスクを作成できたりするんです。
そんなこんなで、ダウングレードは必要になる時があるんです。
ダウングレードの最も簡単な方法
前置きが長くなりました。ダウングレードの最も安価な、簡単な方法をご説明します。
それは、
TimeMachineで、古いバージョンのOSにリストアすること
それだけです。こんなシンプルな結論ですいません。
シンプルですけど、条件があります。
- TimeMachineで古いバージョンの時点でのバックアップを取っている必要がある
- 現時点での環境がなくなってもOK
という前提がクリアされていないと使えない技なんですよね。
とりあえず、話を進めますね。
メニューバーからTime Machineを選び、「Time Machineに入る」を選択。
TimeMachineで、戻したいバージョンの時点でのバックアップファイルを選び、リストア(復元)します。
これでOKです。これだけです。
所要時間は、私の場合、20分もかかりませんでしたよ。
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