身体表現性障害という病気と生きています。
この病気、診断名は、わかりにくいもののようですね。
同じ病名で「戦って」いる方々、あるいは似たような症状がある方などの参考になれば、と思いまして書きます。
お断り
私は医者でもなく看護師でもなく、その他医療に関する専門家でもありません。
記述に間違いや正確ではない内容が含まれる可能性があります。
あらかじめご承知おきください。
私の身体表現性障害
身体表現性障害は人によっていろいろあるようです。
私の「身体表現性障害」を紹介します。
【主な症状】
- めまい、ふらつき
- 背中痛
- 腰痛
- 胃痛
- 睡眠の質がよくない(ぐっすり寝られない)
特にめまいの症状が、頻度、程度とも中心です。
小さい頃から耳は悪く、風呂で血の気が失せて倒れたり、大人になってからはメニエールも患っています。一番弱い器官に出るんでしょうね。
治療としては、薬の服用と2ヵ月おきの診察です。
薬は、入眠剤(睡眠薬)のゾルピデム、抗不安薬(精神安定剤)のリボトリールです。
しっかり睡眠をとることも必須と言われています。
これらの症状は、突然やってきます。前触れがあまりありません。
一般的な不調、メンタル不全であれば、仕事がいやだとか、嫌いな人との付き合いが嫌だとかハラスメントを受けているといったストレッサー(ストレスを生むこと、もの)がきっかけになることが多いのですが、私の場合、そして多分、身体表現性障害と診断されるケースの場合、こういうものが存在しません。つまり、原因がはっきりしないのに発症するんです。
幸いにして、私の公私にわたる生活は、ゼロとは言えないまでも、ストレスを感じることはほぼなく、職場環境も理解あるボスや同僚、メンバーに恵まれており、会社自体の考え方も問題ない、いわばホワイト企業です。そんな環境にいますので、ありがたいことです。
こういう環境であっても発症する、むしろこれが「身体表現性障害」の真骨頂と言えるかもしれません。
最近の不調
最近、睡眠の質がよくない(夜中に目が覚め、なかなか寝られない)、突然腰にドーンと重い痛みが出る、胃のあたりがシクシクではなくギリギリ締め付けられるように痛い、背中に痛みが出るといった不調が続きました。
理由が思いつかないわけではありません。
息子の友だち付き合い、社員の逝去・ご遺族訪問など、私自身はストレス、プレッシャーに感じるものではないけど、ストレスになりうる事象はありました。
ただ、私もうつを経験し、医師や臨床心理士からスルーするアドバイスを受け、それができるようになってから、ためないようにしてます。あるいはストレスをストレスと解釈せず、切り抜けるのです。
こういう私の経験も身体表現性障害の背景にあります。
医師のアドバイス
今回、定期的な心療内科の診察があり、前項に書いたような不調を伝えました。
先生のアドバイス曰く、
- 夜に目が覚め寝られず、再度寝なければ、と一生懸命になればなるほど寝られなくなる
- 目が覚めてしまうのは、なにかをやろうとする意志があるからこそ
- 目が覚めても「よし、徹夜(目が覚めてからずっと起きている)してやろう」くらいの意気込みでいい
- 睡眠の質が悪く、体に疲れが残った朝になったらストレッチなどをして体を目覚めさせる
- 常日頃からのココロの持ち方として、自分を認める、起きている事柄、出来事を肯定するなど意識したらいいと思う
- マインドフルネスや瞑想などがいいのではないか
とのことでした。
「自分を認める」「体調不良を気にしない(出るものは出る)」、この病気を経験し始めて一貫して受けているアドバイスです。
会社に迷惑をかける状況で「体調不良を気にしない」は簡単にできることではないし、周囲に理解をしてもらうことも必要だが、幸い恵まれた環境。
体は正直ですから、不調が出たら治療する、薬を飲む、体を休めるなどする。
めまいが起きたとして、「気にしない」と言われても何もしないわけにはいかない。移動中に立っていられず怪我をするかもしれない。出勤途中だったら通勤災害だし、仕事中だったら労働災害になる可能性もある。
仕事とは関係なくとも、大きな災害になれば大きな怪我や周囲への迷惑にもなる。
だから、休めるときは休む。
この病気が完治することがあるのかどうかわからないけど、「良き隣人」ととらえ付き合っていく日々です。
身体表現性障害について触れた以前の記事
離人症について書いた記事
コメント