前回の続き。
ドーミーインExpress松江の好感度の理由は、いくつもあります。
品のいい備品
浴槽にテレビが設置してありました。
私はテレビ派はあまり観ないし長風呂もしないので、そのメリットの多くを享受できないのですが、両方が好きな人にはとてもオッケー。
電話機です。
んー、ビジネスホテルにこのスタイリッシュな電話機は、ある意味不似合い。
でもかっこいいじゃないですか。
写真がわかりづらくて申し訳ないのですが、ほぼ全ての端子を網羅しているであろう携帯電話・スマホ充電器。
もちろん、iPhoneのlightningもあり。
まさか、リーズナブル(今回は5,990円/シングル)な価格設定のビジネスホテルに、こんなクールな音楽プレーヤーはないでしょ。
iPhoneをそのまま接続できるし、USB端子もあったので、その他のスマホもいけます。
好感度を決定づける、温水洗浄便座のトイレ
このホテルがホームランであることの最大のポイント。それは、トイレです。
「温水洗浄便座」わかりやすく言うならウォシュレット(TOTOの商標)です。
私はホテルの部屋にはいるとすぐにトイレを確認しにいくトイレフェチです。この写真も、ホテルに到着して最初に撮ったもの。
この画像で、このホテルがヒジョーに素晴らしいと直感しました。なぜでしょうか。
それは、洗浄の水勢(water pressure)、つまり水の出る勢いの設定が最弱になっていたこと。すごいですよねー。
えっ、わからない? ご説明しましょう。
「洗浄」ボタンを押して、あまりに強い水の勢いにビックリ、ということはよくあるでしょう。でも、おしりに疾患をお持ちの方々(私は幸い違いますが)には、そんなことがとってもつらい体験になります。私でさえ「今の、切れたんじゃないか」と心配になるくらい、強い衝撃を感じることもあります。
しかも、最近のデザイン性が高い製品には、水勢の表示がないものもある。そんな機種の場合、私は先に水勢の設定を最も弱い方にボタンを連打した後に「洗浄」ボタンを押します。
「そんなことくらい、自分でやればいい」
とおっしゃる方、そうなんです。やればいいのです。でも、その設定を初めからやってくれているおもてなし度が、このホテルは高いのですよ。
ホテルって、おもてなし度がどれだけ高いかが勝負だと思います。おもてなし度は、どれだけ利用者の視線になれるか、そしてそれを実践できるか、です。
ルールよりは早いタイミングでのチェックイン、水勢が最弱に設定されていたトイレ。最後にはこんなファクターが生死を分けるのではないか、と。
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