あなたの職場には、ノー残業デーはありますか。
定期的に、残業しない、あるいは、いつもより早めに仕事を終わろう、という日を設定。
ノー残業デーには種々ありますが、まあそんな設定でさーね。
早帰り日などとも表現されることもありますね。
多くが、毎週水曜日、というパターンが多いようです。
水曜日を「ノー残業デープラン」を展開している居酒屋も見かけたことがあります。
ノー残業デーは是か
「ノー残業デーは要らない」「無意味だ」など、いろいろと言われます。
- ノー残業デーしても、その分残業が必要になって、プラマイゼロ
- そんな生半可なことやってたら、厳しい時代に勝ち残っていけない
とかとか。
業種とか、職場の風土とか、職種とかにもよりますが、
【使用者が労働者を雇い、仕事を命じる】職場という設定で話をするなら、
私は、ノー残業デーは必要であり、意義がある、と考えます。
ノー残業デーは是だ。そして、その存在意義
1.メリハリのある仕事生活を送る
次の日に残業したっていい。
でも、早く帰る日がなきゃ、つまんないじゃないですか。
早く帰る日があれば、何かできる。
家族がある人は、家族との時間を持てる。
2.夜に到達したという意識と感覚を維持させる
ワーカホリックな人には、1日の時間の経過がわからない、なんて話も聞きます。
実際、そんな人を見かけたこともあります。(私の会社ではないのですが、睡眠のためだけに帰宅、他の時間はすべて職場にいることがその人のスタイルという・・・)
でも、(深夜業を生業としている人には申し訳ないですが)そもそも人の体は、太陽が沈んだら仕事は終わり、と作られてる。
自分の自由はきかない、仕事してる方が自分に合ってるとかなんとか、いろいろあるだろうけど、せめて、夜になったことを体に感じさせてあげよう。
「今日はノー残業デーです。早く帰りましょう」
のアナウンスが館内放送で流れたら、身体に聴かせてあげようよ。
3.帰りづらい状況を改善する
「上司(あるいは部下)が遅くまでいるから帰りづらい」という状況は、よく聞く話です。
それであれば、職場が、あるいは会社全体が早く帰ろうという取り組みをすることで、帰りやすい空気を醸成することができます。
“バレンタインデーは必要か”
昔、聴いたラジオへの投書。
「私には好きな先生がいます。でも、告白なんてできない。友だちはみんな可愛いから、先生は私になんて注目もしない。でも、バレンタインデーは、チョコレートを贈ることが私でもできる。だから、私にはバレンタインデーの存在がとても大事」
この放送を聴いた時、それまで“バレンタインデーなんて要らない”と考えていた私の考えは大逆転させられました。
この投書と同じように、ひっそりと、人には言えず、ノー残業デーの存在をありがたがっている従業員はいる。
そんな従業員に、ノー残業デーを始めよう、継続しよう。
4.会社の姿勢を見せることが必要
そもそも、長時間労働を事業主はさせてはいけません。
長時間労働は法律違反。
一人事業主は事情が違いますが、雇い主は、安全で健康・快適な労働環境を作る・運営する義務があります。
だから、
長く仕事をさせることを、会社はしたくない・させたくない
という姿勢を、行動で見せる必要がある。
だから、せめて、ノー残業デーくらいはしろよ、と言いたいです。
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