楽天が発売を始めた電子書籍端末「kobo Touch(コボ タッチ)」
私、興味がないので詳しくは知らないのですが、発売当初トラブルが発生したそうですね。
↓こちらの記事で知りました
ITmedia
こちらの記事も、その後に読みました。
東洋経済のサイト
いずれも楽天関係者(後者は三木谷社長)による会見。
聞く(読む)側がとまどう、スタンスの違い。
まあ、後者は社長としてのコメントですから、堂々としていないといかん、というのはわからないでもないですけど、ただ、非常に違和感を感じます。一言で言えば「不遜な態度」。
突っ込みどころがたくさん。
kobo Touchをご購入された方、楽天ファンには申し訳ないですけど、私の感じた、「楽天の横暴」「楽天の非常識」を記しておきます。
1.アクティベーションアプリ
アクティベーションのアプリが、予定よりも早くダウンロードされてしまう状態になってしまったとのこと。
ITmediaによると、正式リリース予定の時刻よりも5時間だけ早くダウンロードできたらしいですが、正式リリース前の5時間前に最終確認・調整を終えていないアプリって、楽天は一体どういうつもりだったのでしょうか。
5時間前の段階で正常な動作が確認できなかったとして、それを調整するのに5時間で足りる、と楽観視していたんじゃないでしょうか。
私はエンジニアではありませんが、この言い訳が事実とすれば、甘い認識と思わざるを得ません。
多分、事実ではないと思います(つまり、リリース時点でもまだアプリは完成させることはできなかった。つまり、アクティベーションのトラブルは想定内だった)。
2.青空文庫1万点
青空文庫1万点を加えた3万点のラインナップで、ユーザーが満足するとでも思っていたのでしょうか。
「チェックを待っている作品がいくつもあるから大丈夫」なんて、言い訳ですよね。
3.言い分の違い(というか、三木谷の不遜)
ITmediaでは、楽天デジタルコンテンツ推進室の本間毅執行役員、東洋経済では三木谷社長がインタビューに答えてますが、非常にスタンスの違いを感じます。
具体的には、本間氏の姿勢の低さに対し、三木谷氏の不遜な態度。
千人の単位で、不具合をかけていたであろう状況に対し、「それくらいは誤差の範囲」とばかりに、多くの人に満足してもらっている三木谷氏の見解は、「顧客主義」(本間氏)を全うしているとは思えません。
三木谷氏と言えば、誰もが知る、現代の成功者。
ここへきて、「裸の王様」になったのではとも思えます。
某居酒屋チェーンのWの社長の姿がちらつきます。
4.レビューサイトの抹消
トラブル続きの発売だったことで、当然ながらレビューサイトは批判の嵐だったようですが、それを楽天側が抹消。
抹消の目的として、不遜な三木谷氏は「正確な情報の提供が必要。ほんのちょっとの割合でしか起きていないトラブルが全体に起きていると思われては困る」と抹消した、とのことだが、レビューサイトこそ、楽天市場を支えてきた機能の一つではないか。
しかも、自分たちに都合の悪いレビューは削除し、いいことを言っているレビューを残すとは、粉飾にも程があります。
トラブルの事実は事実として、全て明瞭にさらすことこそ、顧客主義の一つではないでしょうか。
koboのトラブル対応の中で、個人的には、ここが一番ひっかかります。
私は楽天カードをもってます。
ポイントをいただき、それで安価な買い物もさせてもらってます。
しかしながら、今後、同じ商品を複数のサイト(Amazon、Yahoo!ショッピング等)で買えるなら、そちらに完全に移行します。
楽天ブログもやってましたが、使いにくいので、すでに遠の昔にやめてます。
ますます、楽天色の薄くなる、私のネット生活です。
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