私も昨日知りました、iOS8の新機能。
Wi-Fiに接続した時のセキュリティが高まる、ということのようです。
MACアドレスのランダム化
それは、MACアドレスのランダム化と言われるものです。
「MACアドレス」とはデバイスが持つID番号です。Wi-Fiネットワークに接続され、MACアドレスを追跡すると、そのデバイス、つまりはそのユーザーの位置や行動などが把握できる、というもの。プライバシー情報が他人に渡ってしまう、ということになります。
企業は、このデータを収集し、マーケティングに利用したり、その位置に適したセールス情報やクーポンの情報などを配信するということをやっていると言われています。
iOS8では、この固有のMACアドレスをランダムにすることで、デバイスを特定できないようにすることができる、ということになります。
つまり、公衆Wi-Fiに接続した場合などのセキュリティが高まる、ということになるのでしょう。
「公衆Wi-Fiは不安」という昔の記事
便利とセキュリティは相反
セキュリティが高まるのはいいのですが、一方で不便と感じる人も出てくるでしょうね。
ユーザーの行動やふるまいを基に配信される広告などを便利だと思っていた人は、それがもらえなくなる、ということですから。
でも私は、「えっ、この広告、タイミング良すぎるわ」「俺の行動を見張られてるんじゃないの?」と心配になることが、今後は少しは軽減されると考えます。
ただ、ランダム化は常に行われるわけではなく、オプトイン・オプトアウトできるようです。ランダム化を望まないユーザー(自分の行動やふるまいが読まれてしまってもいいから、便利なサービスの情報をもらいたいと思う人)はオプトインすることで、ランダム化を回避するという選択肢も残されているようです。
- 監視カメラで見張られてもいいから便利をちょうだい!
- 不便でもいいから、監視カメラに見張られたくない!
の違いでしょうか。
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