祝Mac30周年 Cyberdogの想い出

スティーブ・ジョブズ Mac
スティーブ・ジョブズ

Macが、1984年に初代をリリースして、今年で30週年を迎えました。

Appleによる30周年特設サイト

デビュー当時、スーパーボールで放映されたCMは、AppleがIBMという巨人に立ち向かうというストーリーでしたが、視聴者に鮮烈に訴えかけたようですね。
(YouTubeで観ることができます。)

 

多くのIT系サイトや著名家、ブロガーがネットで「Mac30周年」関連記事をリリースしてますので、私は私なりのMacの当時の想い出を連ねたいと思います。

 

 

最初はPower Macintosh 7100/80AV

 

 

Apple-Power-Macintosh-7100

 

 

 

 

 

 

 

私は、1994〜95年頃だったと思いますが、最初のMacを購入しました。
Power Macintosh 7100/80AVという機種でした。

 

CPU(コンピュータの頭脳の部分)はモトローラというメーカー(今や、Appleと対抗するGoogleと蜜月です)が作っていた「Power PC」というのを使ってました。

 

当時のOSは、名前を「漢字Talk」と言い、名前のとおり、日本語が扱えるように日本にカスタマイズされたものでした。Appleにしてはダサダサな名前ですね。
(ちなみに、現在のOSXはマルチリンガルで、同じOSで複数の言語に対応してます)。

 

 

EPSONの互換機

 

Macより先に私が購入した最初のパソコンは、エプソンのPC互換機と言われるものでした。
NECのPC98が全盛期の頃で、日本のパソコンのシェアは、NECが80〜90%くらいまでいってたと思います。
みんなが使っているのは使いたくない、という私の生来の性格で、“PC(Macではない、という意味です)にするけどNECは使いたくない”というあまのじゃく的な方針でEPSONの互換機にしたというわけです。

 

Windowsはすでに存在しましたが、バージョンが3.0とか3.1。
起動後最初に表示されるプロンプトの画面で、
「WIN」
と入力することでWindowsが起動するというものでした。

 

どれくらい使ってたかなあ。
PCは俺の使いたいパソコンではない、とMacに乗り換えました。
それ以来、Mac以外に触手を伸ばした時期もあるけど、基本はずっとMacを使ってます。

 

 

復活してほしい、Cyberdog

 

漢字Talkは、Mac OS(現在のMacOSXの前の、Classicという世代)に名を変えました。
その名称変更の前だったか後だったか、「Cyberdog」という傑作のアプリがありました。

 

当時はソフトと言っていた時代ですが、特にこのCyberdogは、Webブラウザ、メール、News Reader、FTPといった機能を包含していたので、「スイートソフト」と言われていました。

 

cyberdog

 

 

私、好きだったんです、これ。

 

画像をご覧ください。起動すると、こんなパネルみたいなのが表示されました。

機能的だったのはもちろん、犬のキャラクターも愛らしかったなあ。

 

OpedDocという思想(概念と技術、というべきか)を持った、素敵な存在だったのですが、残念ながら将来(当時の未来、つまりは現在)に続くことはなく、終わってしまいました。

 

私は技術者じゃないので、正確、的確に説明することができないのですが、doc(ドキュメント。ファイルと言った方がわかりやすいと思います)に必要な機能をその都度使う。そんなものだったと記憶してます。

その思想や技術は決して悪いものではなかったと思いますが、Appleそのものの変革もあり、消えてしまったようです。

 

繰り返しますが、Cyberdogは悪くない思想と思います。
Mac30週年を記念するとともに、Cyberdogが現代にふさわしいUX(ユーザーエクスペリエンス)を備え、復活してほしいと祈念します。

 

 

 

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