これからの人生、何度も思い出したいスポーツの日:イチロー、石川佳純、高校野球

スポーツ
イチロー

日本時間の2016年8月8日。

この日は、これから、日本の、日本人の、スポーツ、アスリートにとって忘れられない、あるいは思い出したい日になります。

 




 

1.イチローの偉業

 

イチローのメジャー3000本安打達成の日を最初に挙げるのに異論はありますまい。

 

イチロー3000本

イチロー3000本!

 

イチローは、「日本人がメジャーで活躍している」のでは、今や無い。

イチローというアスリート、いや求道者とでも言うべきか、そんな人物が日本のプロ野球、メジャーを通じて、革命を起こしているのである。

 

彼がメジャーに渡った際「あんな小さな体で、メジャーで通用するのか」と見られていた。ところが、今では「最初からメジャーにいたら、何本の安打を打っていただろうか」と畏敬とも言えるほどの感覚で、活躍をたたえられている。

「尊敬する」(ジーター)とまで言う同僚もいる。

多くのメディアがこれからも彼に注目し、報じ続けてくれるだろうから、ここはこれくらいにしておきます。

 

 

2.石川佳純の初戦敗退、その相手

 

リオ五輪、卓球で、メダルが期待されていた石川佳純選手。

初戦敗退という残念な結果で終わった。

 

が、相手がなかなかに強かった。私が経験したのと同じカットマンというスタイル。球を拾い続け、攻めるときは攻める。

理想的とも思えるプレイだった。私が中学校で卓球をやっていた際、顧問の先生から「お前はこういうカットマンにならなければならない」をそのままやっている選手、それが北朝鮮のキム・ソンイ。

 

北朝鮮のスポツのインフラはどうなっているのか。

世界と戦っていけるだけのリソースはどこにあるのか。

私のような、有料放送まで持っておらず、オリンピックや世界選手権で放映される映像をときどき観戦する程度のファンにとっては、北朝鮮は突然出てくる存在なものだから、驚くとともに、いい試合なら感心する。

 

北朝鮮で思い出されるのは柔道。北京オリンピックでの、中村美里と戦った北朝鮮の安琴愛。中村は全然試合をさせてもらえなかった。その記憶が強烈。それ以来、中村選手の笑顔を見たことがない。彼女にとっても衝撃的だったと思う。

 

石川の左利きも、右利きのキム・ソンイには有利だったかも。私がそうだったから、というのが理由なのだが。左利きの攻撃型スタイルは、右利きのカットマンにとっては比較的戦いやすい。

 

石川が、日本がキム・ソンイを準備していなかったことはないだろう。でも、どこかに節穴があったのかもしれないと思わずにはいられない。

 

 

3.敗者から勝者、勝者に受け継がれた遺影:高校野球

 

高校野球。全国大会1回戦で敗れた福岡県代表、九州国際大付であったが、福岡県大会1回戦で負けた古賀竟成(きょうせい)館のチーム写真を飾って戦った。そこには、中央に、小児がんと戦ったマネジャー舟木あみさんがいた。

闘病の末、5月に亡くなったが、「甲子園のベンチでスコアをつけたい」という舟木さんの夢を知った勝者のチームが写真を次々と受け継いでいき、最終的には県代表となった九州国際大付が甲子園まで写真をたずさえ、戦った。

 

 

女子マネージャーがグラウンドに立てないルールがあるらしい。危ないかららしい。

危ないのは男子も同じだ。そのルールは批判を浴びて当たり前である。

 

相撲も、土俵に女性はあがれない。

歴史や経緯をおざなりにしてはいけないが、考えなおす時期にきていると思う。

 

 

4.まとめ

 

これまでのスポーツというものの、当たり前が崩された日、のように感じた日だった。

イチロー以外は、イチローの偉業に隠れてあまり報じられないかもしれないが、「当たり前が当たり前ではない」事象が同じ日に起きた記憶は残しておきたい。



 

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