ボーカル、川谷絵音くんの不倫問題で、「ゲスの極み乙女。」を嫌いになった人も多いだろうね。
不祥事から嫌いになる芸能人
私も、ご多分に漏れず、不祥事を起こした芸能人、タレント、アーティスト(以下、タレント)を嫌いになります。本能的に、です。
たとえば、長渕剛くん。
「風は南から」の頃は大好きだったのだが(初期の頃ですけど・・・)、大麻で逮捕されてからは、冷めました。
北野武(ビートたけし)くんもそうだな。
出版社で暴行を働いた、その前後の一連の行動。ツービートは好きだったけど、その後はピンの活動も含め、笑えなくなったし、映画も一本も観ていない。大御所のご意見番的な発言のいろいろも、耳にはいりません。
不倫も例外ではない
この話の「不祥事」には、不倫も該当します。
私と同じような感性を持ってる方は、不倫問題を起こした川谷絵音くんのおかげで、ゲスの極み乙女。を嫌いになった人も多いでしょうね。
報道されていることが事実だとしたら、ベッキーくんとの関係は、頭の歯車が正常じゃないんだろう、というくらいおかしな行動でしたね。そんな人物がつくる音楽は、何かに汚染されているとも感じてしまうんじゃないんでしょうか。
私はゲスの極み乙女。の曲を好きだとも嫌いだとも思ってないですが、好きだったとしたら、今回の件で嫌いになったと思います。
不倫という点では、Mr.Childrenのボーカル、桜井和寿くんも同じです。
アイドルと不倫、その後、離婚し、そのアイドルと再婚しました。
糟糠の妻を捨てたアーティストたち
(桜井くんの不倫、ご存じない方も多いかもしれません。)
ゲス川谷くんも、桜井くんも、不倫という点は同じ。なので、Mr.Childrenの曲を嫌いになった人もいるかな。
Mr.Childrenは嫌いにならない
しかし、私はMr.Childrenの曲を嫌いになりませんでした。
なぜなのか、正直よくわかりません。でも、単純にわかりやすい理由だったりするかもしれません。それは、桜井くんと私、年齢が近いということ。
同じ年代だから不倫を許す、という話ではありません。歌詞が、アラフィフのおっさんの心を打つのです。
たとえば、「Starting Over」。
歌詞をそのまま書けない(著作権とかの関係で)ので、概要だけ。
「とまどいながらも、虚栄心、恐怖心、自尊心というモンスターに散弾銃で立ち向かう」
私を含む、ほとんどの社会人は、毎日の仕事生活、私生活に息をつく暇もない。その時間は、緊張とストレスに満たされ、生きている感覚を失うことさえ。
会社からは「変化が大事だ」「失敗をおそれるな」「延長線ではない、革新の仕事を」などと言われる。
もちろん、それらの言葉は大事だとわかっています。でも、おびえるように過ごす毎日。そんなアラフィフ(アラフィフだけじゃないかもしれないけど)たちの応援歌とも言える歌詞は、背筋をビビビーンとさせます。
でも、私にとって、Mr.Childrenの曲は、まずメロディーが先にきます。それほどにメロディーがよくて、そのあと、この曲の歌詞は?という流れなのです。
ミスチルの歌の真髄はここなのかもしれません。「Starting Over」か「タガタメ」など、政治的だったり刺激的で強烈な言葉を使う歌詞が、その言葉の内容、主張を崩すことがないメロディーに載せられる。
メロディー、そしてそのあと歌詞にガツンとやられる。これぞ、Mr.Childrenなのだろうと思います。
タレントをファンが好きになるという関係は、簡単に説明できることじゃないと思います。
ベッキーを引き続き好きなファンもいるだろうし、ファンだからこそ嫌いになったスキャンダルかもしれません。SMAPのファンじゃなければ、SMAP騒動はどうでもいいことだったりするんでしょう。
最終的には、タレントは、その存在価値があるかないか、ということじゃないでしょうか。
SMAPは歌は下手くそ、ドラマの演技もどうか、ダンスはできるかもしれない。一人ひとり違うでしょうが。
ゲスの極み乙女。は? ベッキーは? Mr.Childrenは?
事務所がどうだ、マネージャーがどうだ、という話より先に、ファンにとってのタレントの存在価値がどうなのか、という話がもっとされてもいいと思うのですが。
↓「Starting Over」が含まれるアルバムです。
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