「マナーが悪いのは、若者ではなく、むしろおじさん、おばさんたちだ」という話をよく聞きます。今日、それを目の当たりにしました。心当たりのある方々、反省してください。
電車内の携帯電話
僕が座っていた席の隣と向かいに、乗ってきたおじちゃんAとおばちゃんが座りました。電車が少し走りだしたところで、
おばちゃん「電車の中で大丈夫かしら?」
おじちゃんA「大丈夫、大丈夫」
何のことだろう? すると、おばちゃんがポケットから携帯電話を取り出し、かかってきた電話に出てしゃべり出しました。
おばちゃんの方は、少しはまずいと思っていたのでしょうが、おじちゃんの勢いに乗ってしまった感じでした。
おいおいおい!
体調を悪くした乗客
同じ電車で、さらに。
近くに座っていた女性客が上体をかがめていました。寝ているのか、そうじゃないのか、私は気になってました。乗り過ごしたんじゃないか、体調が悪いんじゃないか、とか。ですが、少し上体を起こし、今どこの駅にいるのかを確認した様子があったので、「寝すごしたわけじゃないんだな」と私は思いました。
その客のすぐ近くに座っていたおじちゃんB(さっきのおじちゃんAとは別人)が、すっと立ち上がり、「これは・・・」聞き取れないつぶやきを残し、後ろの車両に歩いて行きました。
おばちゃん「どうかしたのかしら?」
おじちゃんA「寝てるんだよ。心配しなくていいよ」
おばちゃん「そうよね」
しばらくすると、車掌が、おじちゃんBとともにやってきました。
車掌「大丈夫ですか?」
女性客「貧血で・・・」
そう、彼女は貧血で具合が悪くなり、動けなくなっていたのでした。
次に停まった駅で、車掌や駅員にかかえられ、彼女は車両を降りました。
おじちゃんA「ほら、やっぱり。ちゃんと顔をよくみて確認してあげなきゃいけなかったんだよ」
おばちゃん「そうね」
おいおいおい、おじちゃんA! 何を言ってるんだ?
「最近の年寄りは」
2つ目の出来事はマナーとは直接関係はないですが、とにかくこのおじちゃんAには失望というか、怒りがこみ上げてきました。
まあ、ここまで“お見事”なケースに出会うのもなかなかないかもしれません。こんなおじちゃんA、おばちゃんばかり、とも言いません。おじちゃんBのような方もいらっしゃいます。でも、年寄りの常套句「最近の若者は」は通じません。むしろ「最近の年寄りは」です。
そういえば、こんなおじちゃんもいましたな。
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