都市の発展とイグ・ノーベル賞

今年のイグ・ノーベル賞に、日本人が輝いたニュースは、ノーベル賞の陰に隠れて、印象が薄いかもしれない。
受賞理由としては、「粘菌が、実際の鉄道網よりも輸送効率やコストなどに優れたネットワークを作り上げることを示した」というものだ。
実際に粘菌(アメーバという意味では、アメブロに最適の話題かな)を繁殖させ、できあがったネットワークは、実際の鉄道網よりも、

 

  • 輸送効率
  • コスト
  • 耐故障性(1本の線が切れてもほかで代替できる)

 

といった点で優れていたという。

 

このことで思い出したことがある。
私の大学のゼミは、モノの移動に関するものを研究する、というものだったが(正式な名称を書きたくないので、ごめんなさい)、その中で先生がおっしゃられた説明だ。
「京都や札幌のような、碁盤の目のような道路で構成された都市より、グネグネした道、非対称、非連続な形で成り立った都市の方が、より発展する、という説を説いている学者がいる」

というものだった。

 

多分これは粘菌のことではないと思うが、どちらの話も、人智を超えたところに効率とか真実がある、という意味で、共通しているなあ、と感じた次第です。

 

 




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