この記事に立ち寄ってくださったあなた、きっと結石を患ったご経験をお持ちなんですね。
私も経験済みですし、今でも身体の中には石の予備軍が控えています。これまで石が出たのは4〜5回はあったでしょうか。
そんな私の経験談をご紹介します。意外だと思ったことがありましたので。
結石患者(あるいは予備軍)がとるべき食事は、カルシウムは控えるべきか否か、です。
1.私の経験を少しばかり
その前に、私の経験を少しばかりご紹介します。
1998年4月のとある月曜日の朝、腹部に鈍痛が。鈍痛ではあるものの、痛くて歩くのもままならない。
で、独身寮の管理人さんの部屋を訪ね、近くの内科医を教えてもらいました。
「多分、尿路結石に間違いないと思う。痛み止めを出すけど、同じ場所でまた傷んだら、今度は救急車で大きな病院に行きなさい」との診断。
その翌朝、またも鈍痛。しかも前日よりひどい。
で、管理人さんに救急車を呼んでもらい、近くの大学病院へ。初めての救急車。
「あー、俺のためにみんな車を止めたりして、よけてくれてるんだなあ」なんて感慨にふける余裕もなく、病院へ。
で、検査の結果、尿管結石でした。腎臓から膀胱までの間の管に4ミリの大きさの石がひっかかっており、その石のおかげで尿が下に落ちていかずたまったまま。その尿が腎臓やその他の臓器を圧迫して起きる痛みとのこと。
「先生、私1ヵ月後に結婚、そして新婚旅行を予定しているんです。それまでに出してください」
と懇願するも、
「私にもどうにもできない。衝撃波で石をくだいて出すこともできるけど、それだとその後も石が出来やすい。だから、とにかく自然排出を待つ。すぐに出る人もいるから」
となだめられました。結局、結婚式の5日ほど前にトイレで自然排出してくれました。純露(知ってる人は相当のご年齢。私もです)みたいなきらきら光ってとがった石でした。
2.最初の医者から言われたこと
最初に診察してくれた医者から言われたこと。
- 水分を多めにとること
- 寝る直前の食事は控えること
- 運動をすること(身体を動かすことで、小さい石も出やすくなるなど)
でした。
「私、ビールが好きなんですけど、ビールは排尿作用があって良いと聞きますけど、どうなんですか?」
「確かに尿が出やすいのはいいが、アルコールは飲んだ分以上の水分を尿によって身体から出すから、いいともいえない。ビールと同じ量の水分をとるなら許す」
との答えでした。
これって、二日酔い防止にも言えることなんですよね。
3.本題「カルシウムは控えるべきか否か」
さて、本題です。
最初に結石が出来たとき、カルシウム(が多め)の食品は控えるべき、と教わったような記憶がありました。その後も、そうだとずっと思い込んでましたが、直近で受診している泌尿器科から教わったのは、
「カルシウムは適度に摂取を」
でした。もらった資料にも、「最近では逆に『結石患者さんはカルシウムをしっかりとりなさい』」と書いてありました。
カルシウムとともに、「軟水か硬水か」を科学的に説明している資料を探し、それを自分なりに説明できるよう準備しようとしたのですが、できませんでした。説明している資料を読解できませんでした。私の限界です。
せめて、こちらを引用しておきます。
とにかく、カルシウムの適度な摂取と硬水のようです。そのことで、結石の成分の大部分であるシュウ酸カルシウムの生成が抑えられる、つまりカルシウムが、結石を結局は防ぐということのようです。
なにがなんでも、「適度にバランスのとれた食事」ということですな。
あーあ、適当な結論。情けないおれ。
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