就職採用の都市伝説に一言

仕事
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以下のサイトを見つけました。就職活動についての都市伝説に言及した記事です。

Yahoo!のサイト

(もとのコンテンツは削除されているようです)

私も、採用の仕事に携わる一人として、このサイトに補足というか一言申し上げたいと思います。

 

この記事は私個人の見解です。私の所属する企業、団体の公式な情報ではありません。この記事で提供している記事の内容及びリンク先からいかなる損失や損害などの被害が発生したとしても、当ブログでは責任を負いかねます。

 

当然ですが、私が書いている内容は、とりあえずは私の経験の範囲に限っての話です。他の採用担当者、あるいは他社でどのような採用活動が行われているかは知りませんので、私の記事は保証の限りではありません。

 

<都市伝説一覧>

 

1.顔で採用あり・なし

2.面接の待ち合い場所で社員が審査することがある

3.セミナーや説明会のドタキャンは採用に響く

4.学歴フィルターは存在する

5.スピード写真など、顔写真をケチると採用に響く

6.体育会系学生は有利

7.面接での親切な対応は不採用の暗示

8.グループディスカッションでは司会をすべき

9.OB・OG訪問は採用につながる・つながらない

10.内定前に身元調査がある

 

 

さて、私の解釈を以下、述べます。Yahooとの違い(赤字で表示)にご注目を。

 

1.顔による採用の合否は、基本的にはない。ただし、表情としてみた場合で、元気があるなし、生気が失せている等の印象は影響する。

 

2.待合場所での応募者の言動は、少なからず印象に残ります。来場者の受付担当、応募者を面接会場に案内するコントローラーらからの情報をもとに、応募者のキャラクターを類推する場合があります。ですので、審査する場合がありうる、ということになる。

 

3.ドタキャンは、事前の連絡があればまだ許容されるでしょう。連絡も無しであれば、「我が社の応募の意志なし」と判断せざるを得ません。

 

4.企業側が意図的に操作する学歴フィルターは存在しない。ただし、

エントリーシートの選考等の結果として、偏差値の高い学校がたまたま残るということはある。ちなみに我が社は、すべてのエントリーシート(万単位だが)に、社員である採用担当者数名が目を通している。

 

5.スピード写真でも、貼ってあればよい。サイズどおりに切り取り、丁寧に貼ってあれば、文句はない。最近は、写真を貼っていない履歴書を提出するボケ学生がいる。それは論外。

 

6.体育会系学生は、たしかに上下関係で挨拶等がしっかりしている点がよい印象を残す場合がある。また、元気なのも好印象。学生時代の経験の広さ、深さも人格づくりに影響している。こういったことで、評価が高くなりがち。

 

7.採否は、面接の終了後に検討するので、採用の最中に採否が決定しているケースは原則無い。なので、親切か不親切かも無関係。圧迫質問という言葉があるが、これは受け取る側の捉え方で変わるのはそのとおりで、企業側は圧迫するつもりがなくても、応募者が勝手に圧迫と認識する場合あり。そのような気の弱い人間は面接全体の評価も悪いだろう。

 

8.グループディスカッションは、どんな役でも積極的に関わる態度を見せること。まずそれが基本。司会じゃなくてもよい。

 

9.OB・OG訪問ごときが採否には影響しない。

 

10.身元調査は、法律で禁じられていることだし、どこの企業もそんな暇はないんじゃないか。

 

採用担当者、少なくとも私は、応募者である学生の味方です。自分自身を強くすることに専心し、就活を頑張ってください。

 

質問があれば、コメント欄にどうぞ。

 

 

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