スマートフォン戦争は、電波のつながり度から料金戦争に移りそうです。
今年1月、ソフトバンクが「スマ放題」を発表しましたが、4月にドコモが「カケホーダイ&パケあえる」を発表。
ソフトバンクは、“競争環境の変化に鑑みた”として、「スマ放題」の延期を発表しました。
つまり、ソフトバンクは「そんな料金プラン出されたら、考えなおさなあかん」というわけです。
当然ながら、au、ウィルコムが、これらの対決に黙っているわけはなく、4社の料金戦争に突入しそうです。
(以下の図表は、CNETより拝借しております。)
ソフトバンク「スマ放題」とは
ソフトバンクが発表した「スマ放題」は、こういうものです。
音声通話の回数と上限の通信量に応じて、3つの料金パターンを設定。
- 「Sパック」(5,980円/月。パケット通信は2GBまで)
- 「Mパック」(6,980円/月。パケット通信は7GBまで)
- 「Lパック」(9,980円/月。パケット通信は15GBまで)
Mパック、Lパックは7月31日までの申込者に対して1000円を割り引きます。基本料金は月額1960円で、2年契約で980円になります。このプランを4月21日から開始する予定でした。
ドコモ「カケホーダイ&パケあえる」とは
対するドコモの「カケホーダイ&パケあえる」とは、次のようなものです。
名前のとおり、電話のかけ放題(上の表)と、通信のパケット通信のパック(下の表)を組み合わせるものです。パケットのパックは、通信量の上限ごとに料金が設定されています。
カケホーダイは、スマートフォン・タブレット向け2,700円/月と、フィーチャーフォン(ガラケー)向け2,200円/月で分かれます。
ソフトバンクにないのは、家族でパケット通信を分け合えるというプラン(シェアパック)と、長期契約者への割引です。
両者を比較してみる
両者のプランを比較してみます。
スマートフォン・音声(通話)ありで、パケット通信上限が2GBの場合ですと、
- ソフトバンク:5,980円/月
- ドコモ :6,200円/月(=2,700円(スマホ向けカケホーダイプラン)+データSパック3,500円)
となり、ソフトバンクが安いように見えます。
が、ソフトバンクの場合は通話に上限があり、上限を超過すると追加料金がかかります。また、ドコモには契約期間が長ければ長くなるほど割引がきくという設定もありますので、単純な比較ができません。
私の感想
私(au、iPhone5s)のコストに比較したら、ドコモ・ソフトバンクともに安価になります。
また、通話料定額を出したドコモの意気込みも歓迎したい。
ソフトバンクは、延期=ドコモに負けられないプランを出して来る、ということでしょうし、これにauも加わるでしょうから、さらなる料金戦争が起きてくれればいいですね。
ただ、その戦争も、単なる企業間の消耗戦としてではなく、
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LTE、ハイスピードのエリア拡大
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通信の安定
などのサービスもあわせ、ユーザーの満足度が上がる方向に行ってほしいものです。
そもそも、現在WiMAXのみしかないデータ通信上限無しを、他社もやってくれないですかね。
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