子どもにせがまれて、水族館に行ってきました。
行ったのは、マリンワールド海の中道(正式名称は、海の中道海洋生態科学館と言うそうです)。
覆された先入観
白状します。はじめは、子どもだけ満足してくれればいいだろうくらいの気持ちでした。
私自身は、水族館で楽しめるとは思ってませんでした。
下の写真をご覧ください。
水族館を熱望した次男(奥)は大丈夫だと思うのですが、手前の長男は乗り気じゃない。その彼が、少しは満足してくれれば位でした。
ところが・・・。
入口から度肝
入館して最初に目にした展示にビックリ。
これです、メガマウス。
メガマウスとは、「メガ」(巨大)な「マウス」(口)の名のとおり、でかい口のサメです。
深海に生息するので、発見されることが非常に珍しいらしいです。
特に、メスは、世界で初めて、福岡の沖で見つかったらしく、それがホルマリン標本となって展示されているのです。
ギャー、すげえ。
レジャーだけではない「水族館」
「見世物」じゃないんですね、水族館とは。
今回、わかりました。
マリンワールドの正式名称は「海の中道海洋生態科学館」です。海洋生物の知識や生態などの情報を広めていく使命も担っているのです。
というのも、でっかい水槽(パノラマ大水槽)があるのですが、そこで繰り広げられたイベント。
ダイバーの餌付けはよくあるだろう、とたかをくくっていたのですが、ちょいと感動したのは、その場で、観客から質問を受け付けてダイバーがその場で答えるというもの。
司会者が紹介した後も、「適当にはぐらかして、質問をした子どもたちが満足するように進行するんだろうな」くらいに予想してました。が、ちゃう! ごめんなさい。
観客(子どもたち)の質問に、全て真正面に答えていくダイバー。具体的な質問を覚えてないので申し訳ないのだけど、子どもたちが出した質問は、普通の大人じゃ答えられないものばかりで、想像でも「そんなこと、究明されているのかな」と不安になるようなものだったんですが、ダイバーの答えはそれらに全て、きっちり答えてました。
まだ解明されていないものもあり、それはしょうがないのですが、その点も質問をした子どもが満足し、興味を抱き続けるであろう答え方をしていたので、未来の科学者になるかもしれないであろう質問者たちは満足・充実したでしょう。
来場者の満足と知的好奇心をしっかりフォロー、盛り上げる様子は、「なるほど、これが水族館なのか!」という、期待以上だったことの満足と驚きでした。
写真でわかる満足度
ほら、これを見ればわかるでしょ。
私だけじゃなく、乗り気じゃなかった長男も、こんなはしゃぎっぷりです。(1枚目で哀愁を漂わせている長男と同日人物です)
結局、イルカショーは、子どもたち2人にせがまれて4回も観に行きました。
そういえば、私も、前回水族館に来たのはいつだったかな。
進化している水族館に、充実した一日でした。
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