JALの離陸はできるか

script_afpbb_news,http://jss.afpbb.com/sdata/newsdelivery/ameba/js/utf8/4594000/e4919c556da4752438c30f0f4b145691.js

国策企業だからしょうがないんだろうけど、有識者会議なんてのもやって、JALの再建をしようとしてますが、うまくいくのでしょうか。

JALに興味を示しているというデルタもアメリカンも、決して調子がいい会社じゃないようですね。

 

ANAだって、決して良好な結果を出しているわけではなさそう。
航空業界って、全部の企業が大変なんでしょうか。
そうでもなさそうだなあ。利益を出している企業がありそうだ。

 

例えば、羽田から福岡に行こうとした場合、JALかANAかを選ぶとしたらどちらを選ぶのでしょう。
乗客は何を基準に選ぶんでしょうか。
答えがすぐに出るんだったら、誰も苦労はしないでしょう。
難しい問題です。

 

私の2つの体験談をご紹介して、少しでもヒントになればと考えてみます。

1つ目は、国内。

 

あるエアラインの飛行機に乗ろうと、待合室で待ってました。
が、何かの理由で(多分機体の整備だったと思います)機内に乗客を入れる作業が遅れました。
5分、10分たっても、なかなか動かない。
かなり時間が経った時点でのアナウンス。
「時間になったので、予定していたパイロットが交代しますので、しばらくお待ちください」
という主旨のアナウンスが流れました。
イライラしながら待っていた乗客から怒号の嵐。
「お前ら、何してんだ?」
てなもんです。私も叫びたかったです。
怒り心頭。
で、交代にもまた時間を要し、離陸したのは何時間遅れたんだったかなあ。

 

2つ目は国際線。
ある国の、ある都市Aに飛ぶ便を待ってました。
乗客と思われる人たちが少なかったので、「これは、席を広々使えるなあ」と、妻と気持ちが盛り上がってました。
が、搭乗間近になって、アナウンス。
「機体不良のため、行き先を都市Bに変更します」と。
都市Bと都市Aは、その国の真反対です。
思わず耳を疑いました。
で、結局、混んだ飛行機でBに飛んで、Bで適当な観光がセッティングされ、時間をつぶした後、その国のドメインのエアラインでAに飛びました。
このために、1日くらいはムダにしたと思います。

 

前者については、他の線とのからみでシフトが組まれていたりして、こういうルールになっているんでしょうから、そのパイロットたちを責められないかもしれません。
また、後者については、多分乗客が少なすぎたので、これでは採算が合わないとB行きの便に少ない客を押しつけたんだろうと思います。

 

私はそれほど飛行機に乗る機会が多い人間じゃないのに、2回もこんな経験をしているくらいなので、一般的には何回も起きていることなんだろうと思います。

 

こんな、客をないがしろにする風土の業界に、再建なんてできるんでしょうか。
顧客の視点に立った、徹底的な事業展開など、考えてみたことあるんでしょうか。
この2つの事件はいずれも10年以上前のことなので、今は違うかもしれません。
でも、大差はないでしょうね。
こんなようじゃ、国内についてはそのうち鉄道に客が移ってしまいますよ。
飛行機じゃなきゃできないことってないですか。

 

 



コメント

タイトルとURLをコピーしました