大企業等の社員にはハードルの高い、クラウドサービスの活用

最近よく、ビジネスパーソンの効率化を高めようと、クラウドサービスの紹介がされる記事が目立つ雑誌や書籍。
クラウドだけではなく、iPhone等のツールも紹介されてます。

 

が、残念ながら、大企業等の社員には、ハードルが高いモノばかりです。
なぜか。

 

私も、一応それなりに社会的に名の通っている、大企業と言われる会社に勤務してます。
ですので、よく言われるアドバイスの内容と、その制約を並べることでご説明しますと。

 
1.Gmailを活用せよ

→残念ながら、Gmail等のWEBメールサービスは、我が社では禁止です。
理由は、WEBメールは、ログに残らないからだそうです。
彼らの言わんとするのは、ログが残らないから、情報が漏洩したり、不必要な情報のやりとりが監視できない、ということのようです。
幸い、Googleグループは、ビジネスに使っているという理由で申請したらOKしてもらったので使えてますが。

 
2.Evernoteを活用せよ

IEのバージョンが古いためか、Evernoteにログインはできるものの、うまく編集等ができません。
IEのバージョンを上げられないのは、古いバージョンで動いている社内のシステムのために、新しいバージョンの動作確認を行うのが、追いつかないから。

 
3.EvernoteとScanSnapで名刺をデータベース化

名刺のデータを全て取り込むのは、不可。
我が社では、会社貸与の携帯電話、あるいは私用携帯で業務上の使用をする場合、その宛先の登録は個人が特定できないように、名字までしか入力してはいけないことになってます。
なので、せっかく取り込んでも後から修正しなおさなければならないのです。

 
4.iPhoneを活用

我が社は、iPhoneを業務用携帯としていません。また私用パソコンを業務使用してはいけない原則になっているので、iPhoneやその他の会社貸与以外のパソコンを業務に使えません。
幸い、Googleカレンダーは会社のパソコン内で、アクセスもできるし、メンテナンスもできる。
iPhoneのカレンダーとも同期する設定ができているので、便利。
1から4は代表的なもの。
それ以外でも、無料のWEBサービスを活用せよ、とありますが、いろいろな制約から使えない事が多い。
個人的には、うちの会社がやりすぎと思いますが、程度の差こそあれ、多くの大企業では同じような状況ではないでしょうか。

 

 


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