ついに、AppleがIBMを飲み込み始めましたよ。
米IBMとアップルが企業向け携帯端末で提携、秋からアプリ提供
(画像は、Gizから拝借しました。)
IBMは、コンピュータ界の巨人だったはず。
映画「2001年宇宙の旅」では、人工知能コンピュータが登場しますが、その名前「HAL9000」は、IBMの頭文字を1つずつ前にずらしたもの(Iの前のH、Bの前のA、Mの前のL)が由来と言われています。(ほんとは違う、という説もあるらしいのですが。)
レックスマーク(Lexmark)というプリンタメーカーがありますが、元はIBMのプリンタ部門でした。
(富士電機の通信部門が独立して「富士通」になったみたいなものですよ。)
言うまでもなく、レノボ(Lenovo)は元々IBMのPC部門でした。
特許数でナンバーワンに立ち続ける等、巨人であり続けました。
そんな、圧倒的な存在であり続けた、IBM。
そしてAppleは
そしてAppleはIBMに斧を振り上げ、Macを誕生させました。
これ↑は、Mac誕生のCM映像ですが、斧を振り上げた対象、気味悪い多くの人物たちは、IBMをデフォルメしています。
そう、IBMは、Appleにとって、倒すべき相手だったわけです。
同じく、Appleにとって敵だったMicrosoft。
一時はMicrosoftから支援してもらわないとやっていけなかった時代もあったApple。今では、Microsoftが、モバイルやタブレット、そしてOSの安定度やブランドまでも、Appleの後塵を拝する立場になりました。
そしてついにAppleは、IBMさえも飲み込み始めました。
今回の提携は、携帯端末のみの範囲ですが、果たしてそこに留まるでしょうか。
IBMが現在まで得意としてきたのは、エンタープライズ、ビジネス、メインフレーム。今回の提携はモバイル分野。注力すべき分野が変わってきたと言うべきでしょうね。
スーパーコンピュータは、一部にしかありがたがられない、というか。
巨人だからこそ身動きが悪かったIBM。
海賊であり続けたApple。
先は見えた、というかなんというか。
コメント