日本では、多くの家庭が卒FIT(固定価格買取制度の終了)を迎え、太陽光パネルの有効活用が課題となっています。
この状況下で、蓄電池かEV車の導入が注目されてます。うちもどうしようか、悩んでます。
その格闘記、まずは序章です。
卒FITの後
まず、「卒FIT」(そつふぃっと)とは何でしょうか。
卒FITとは?
「固定価格買取制度(FIT: Feed-in Tariff)」が終了する(卒業する)ことを指します。
FITは、再生可能エネルギー(例 太陽光発電)で発電した電力を一定期間、固定価格で電力会社が買い取る制度です。日本では、この制度を利用して、太陽光発電を導入した家庭や企業が多くあります。
しかし、この買い取り期間には期限があり、多くの場合、太陽光発電の設備を導入した日から10年間が設定されています。期限が切れると、その後は電力を固定価格で買い取ってもらえなくなるため、この状況を「卒FIT」と呼びます。
卒FIT後に考えられる選択肢
卒FITしたあと太陽光パネルは動くんでしょうか。動くんです。
一般的に太陽光パネルは20年から30年と言われています。
大手メーカー数社のウェブサイトを見たら、明確な数字は書いてませんでしたが、30年稼働し続けその後も発電を続けている事例を紹介してました。また、メーカーの保証も20年や25年程度はつけているので、概ねそれくらいは動き続けるものと考えていいと思います。
ちなみに、我が家に届いたダイレクトメールには「30年〜40年あるいはそれ以上発電ができるものとされています」と記載されています。(この業者の宣伝のためにさばを読んでいるんでしょうか。)
じゃあ、卒FITの10年後は、発電し続ける太陽光パネルをどう活用すればいいんでしょうか。
- 電力を自家消費:卒FIT後は、発電した電力を自宅で使うことで、電気代を削減する方法です。余った電力を蓄電池に貯めて夜間に使用することもできます。
- 新しい売電契約:一部の電力会社は、FIT期間終了後も電力の買取を行っています(が、FIT時よりも買取価格は低くなります)。
- EV車の充電に利用: 発電した電力を電気自動車(EV)の充電に活用することで、燃料費の削減も可能です。EV車は、車に使えるだけではなく、他の用途も存在します(後述)。
卒FIT後、太陽光パネルの活用には蓄電池かEV車が最適
卒FIT後において、太陽光パネルを無駄なく活用するためには、蓄電池またはEV車の導入が最適な選択です。これらの選択肢により、エネルギーの自給自足が可能となり、電気代の削減や環境保護に貢献できます。
それぞれのメリットと選択理由
蓄電池を導入することで、昼間に発電した電力を夜間に利用でき、外部からの電力購入を大幅に削減できます。一方、EV車を導入すれば、車を充電しながら、家庭の電力も補うことができ、さらには移動手段としても利用可能です。これにより、エネルギーの無駄を最小限に抑え、経済的な負担を軽減することができます。
実際の導入事例
ある家庭では、卒fit後に蓄電池を設置し、昼間に発電した電力を蓄電池に貯め、夜間に使用することで、月々の電気代を50%以上削減したそうです。
また、EV車を導入した別の家庭では、余剰電力を利用して車を充電し、そのエネルギーを外出時にも活用しています。これにより、年間の電気代とガソリン代の合計が大幅に減少しました。
EV車、もう1つの重要な役割
EV車は、上記に挙げた理由だけでなく、家庭に電気を送ることができます。
V2Hと言います。
Point: 自家消費型エネルギーで未来を変えよう
このように、卒fit後の太陽光パネルの有効活用には、蓄電池かEV車の導入が欠かせません。自家消費型のエネルギー利用にシフトすることで、長期的なコスト削減と環境保護を実現できます。
「じゃあ、お前ん家はどうしたんじゃ?」
という声が聞こえてきます。
このようにしました。
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