アップル vs. グーグル

2011年7月26日

今更、と思いながら、購入し、読んだ。

「アップル vs. グーグル」
小川浩、林信行

【送料無料】アップルvs.グーグル

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価格:767円(税込、送料別)

「今更」と書いたのは、この本の初版がちょうど1年前、2010年7月25日発行で、日進月歩、いや秒進分歩のIT業界について、1年前に書かれた本が読むに値するかどうか、という懸念であります。

しかし、結論から先に言えば、今読んでも十分読むに値する本だ、という感想を持ちました。

今や、IT業界(正確には、その世界だけにとどまらない拡大を続ける2社ですが)において強烈な進化を続ける2社の対立軸と、実は裏ではライバル的でありながら両社がお互いを必要としている関係の的確な説明。
特に前半は、現在行われている両社の事業の予想が書かれている部分があるのだが、1年前ではなく現在書かれたのでは無いかと思われるほど正確に今日を見通している。
そして、最後には、低迷を続ける日本企業に対する痛烈な批判(このあたりの記述には、反論を感じる方も多いだろうが)。

この両社を見ていると、現時点、そしてこれから先の我々企業人のあり方もイメージされると思います。

【初稿】2011.07.25
【追記】2011.07.26

iOSそしてAndroidは、今後スマートフォン以外の機器に多く普及していくことが書かれていますが、そこで思い出したのが、「TRON」です。
TRONをご存じでしょうか。現東京大学教授の坂村健氏が提唱、主導したOSで、いわゆる組み込みOSです。
今ではある程度家電等に組み込まれてはいますが、20年以上前、坂村氏が提唱し世界に採用を促した際には、今で言うところのAndroid以上のオープン、フリーな形での提案がなされ、非常に有効なプロジェクトでした。
しかし、日米の貿易摩擦、政治圧力によって封じられた、と言われています。