「注文をいただいてから、・・・してます」というのを売りにしているお店があるよね。あれって、良し悪しあると思う。
1.当然、注文を受けてからつくる
ある意味、全ての飲食店は、注文を受けてから料理をつくりますよ、そりゃ。
でも、時間がかかるよね。下ごしらえするのはそのためでしょう。
2.同じようなアイテムなら、あらかじめ処理をしていてもいい
でも、たとえば人気のうどん専門店。
温かいのか冷たいのかの違いはあるでしょうけど、うどん専門店のメニューはほぼすべてうどんなわけでしょ。お客さんが多い人気店でしたら、ほぼ間違いなくうどんを注文するわけ。だったら、ある程度茹でててもいいじゃないですか。
こういうお店が「注文をいただいてから麺をゆでております。少々時間がかかりますが・・・」という貼り紙をして、売りにしてるわけですが、人気店であればあるほど客も多く、待ち時間が長くなる。それはお客の視線に立ってみると、
注文してから茹でて時間がかかる
よりは
時間がかからないよう、茹でといてもOK
でしょう。もちろん、びろびろになるまで茹でた麺を使ってもらっちゃ困るけど。
3.お手本は「みっちゃん」
広島のお好み焼きの有名店に、「みっちゃん」があります。ここは特に観光客がたくさん訪れるお店です。
「しょっちゅう焼いてないと間に合わない」というほど客が来るという事情はありますが、長い鉄板の左側からどんどんお好み焼きを焼いてます。プロセスごとに担当者が左から右へお好み焼きの処置を進めていきます、ベルトコンベアみたいに。で、最後に仕上げ。
もちろん、お好み焼きにはたくさん種類があります。麺はうどんなのかそばなのか、トッピングは何にするのかなどなど。でも、お好み焼きの基本アイテムは同じなんです。注文に応じて最後の仕上げなり、その手前のプロセスなりに変化を加えるわけです。
非常に効率的です。なので、驚くほど多い客数なのに回転が良く、注文から提供されるまでの時間も短い。
客の視点を考えてくれてる、と思います。
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