(ネタバレ)釣られた!面白かった!「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」

読書感想文

以前から気になってしょうがなかった、この本。

 

「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」

 

学年ビリ、偏差値30の女子高生が慶應大学に合格、しかもこんなにかわいいわけですから、気にならないわけがない。(あっ、写真の彼女はモデルで、物語の主人公「さやか」ちゃんとは違うそうです・・・)

購入はずっと見送ってきましたが、相変わらず本屋の目立つ場所に置いてあり、増刷を繰り返しているようなので、思い切って購入。まんまと釣られました!

 

 

1年半で偏差値が40上昇

 

 

著者 坪田信貴氏(学習塾経営)の指導で、1年半でなんと偏差値が40も上昇。

周囲からバカにされることもあったほどのさやかちゃんですが、持ち前の純粋さ・素直さで坪田氏の教えをスポンジのように受け入れ、愚直に努力し、死に物狂いで勉強。

そしてなんと、偏差値は40も上昇し、ついに慶応大学に合格します。

タイトルは決して釣りではなく、真実のストーリーです。

 

その過程はストーリーとしても面白いのですが、坪田氏の勉強のメソッドがたくさん紹介されていますので、教育法、受験対策として、親御さんにとても参考になると思います。(本の最後に、かなりの分量で、坪田氏のメソッドが多く紹介されています。)

 

また、そのメソッドは、受験だけではなく、社会人にもあてはまる要素が多く含まれます。なので、部下を持つ管理職、リーダーの方々にも参考になる文章が多いと感じられると思います。

 

はじめはミーハー的といっても否定できない動機だった「なぜ、慶応大学を目指すのか」

さやかちゃんの成長と、坪田氏の指導で、それが徐々に確固たるものとなり、そしてそれが本物の「動機」として彼女自身のエンジンに変わり、彼女自身をぐんぐん引っ張っていきます。

 

さやかちゃんのトライ・アンド・エラー、坪田氏の指導、周囲の家族のサポートの様子は、ベタな表現をするとすれば、

 

人は可能性を持っている。家族や上司は、その可能性を信じ切り、成長を後押しする

 

といったところでしょうか。

 

 

 

俺のダイエット法「プロスペクト理論」を盗んでるw

 

 

私は、ダイエットに成功しています。以前、ご紹介させていただいてます。

 

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我ながら、乱暴な、奇をてらった表現を使った、と少々反省していたのですが・・・。

 

さやかちゃんを突き動かす動機・決意が重要な存在なのですが、坪田氏はその「確固たる決意」を得るためにどうするか、という紹介をされています。それが「プロスペクト理論」です。

 

人は「得する」のと「損する」のとでは、「得を取る」より「損を避ける」傾向の方が強い

 

これがプロスペクト理論だそうなのですが、これをダイエットに適用するケースが紹介されています。

 

「ダイエットの決意として、100円を捨てる。すると、お腹が減った時に一瞬「食べよう」と思うが、ここで食べては100円を捨てて決意したことが無駄になる。これはだめだ」

 

という心理になるそうです。

これって、私の乱暴なダイエット法「お金をパーッと使っちゃおう」とおなじじゃないですか! まあ、正確には、私のダイエット法はプロスペクト理論ではないし、坪田氏の説明とも違うのですが、ダイエットも勉強も仕事も、決意・動機が重要になる、ということなのだろうと感じました。

 

 

 

なんやかんや言って、学べる本

 

 

学生も親御さんも、社会人も学べる、楽しめる本です。

モデル(石川恋ちゃんと言うそうです。坪田氏曰く、さやかちゃんに似てるそうですよ)さんの写真も楽しめるし、文章も楽しめ学べる内容です。
 
 

 

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