被害者は誰?:ベネッセ個人情報流出事件で感じること

2014年7月17日

ベネッセ個人情報流出事件は、容疑者のSEの逮捕までたどり着きました。

 

不正競争防止法違反(営業秘密の複製)容疑

 

だそうです。

私はどうにも、この事件に違和感を感じるんです。

 

 

 

被害者は誰?

 

 

この事件の被害者は誰なんでしょうか?

 

私が最初に思い浮かべたのは、盗まれた・さらされた個人情報そのものの主体、つまりは子どもさん、そしてその親御さんたちでした。

だから、この犯罪の取り締まりも、その点が追及されるものだと思い込んでましたけど、容疑は、上掲したとおり、

 

不正競争防止法違反(営業秘密の複製)容疑

 

なんですよ。

 

 

 

法律の役割

 

この事件で法律が守ろうとするのは、繰り返しになるけど、個人情報を漏らされてしまった子どもさん・親御さんだと思ってましたが、そうでもなさそうですね。

不正競争防止法だとのことなので、「公正な企業競争ができなかった」という事態を防ごうとしているってことです。つまりは、ベネッセが被害者ということなんでしょうね。

確かに、情報が流出したことで、ベネッセの信用、ブランドなどはガタ落ちでしょう。様々な手段で集めた情報が流出、それまでのコストが水の泡。個人情報が怖さを生むことを知らしめてしまった・・・。ベネッセが被害者、と言われても間違いじゃない。

でも、なんか、違うよなー、って。

 

加害者はベネッセの関連会社が委託した会社の派遣社員、ということになってます。でも、管理が怠慢だったベネッセと、それを「不正な情報と知らなかった」と購入したジャストシステムにも、裁かれなければならない要素がある、と思うのですが、ねえ。

 

法律の果たすべき機能が、この事件ではちょっとおかしなことになっているような。