ネタバレ注意:違和感を感じた紅白歌合戦を振り返る

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あけましておめでとうございます。「休む」と言っても、何かとバタバタしますね。というわけで、今年最初の投稿は今日になりました。

 

 

2014年紅白歌合戦(以下、紅白)をご覧になりましたか。私はほぼ全部を観ました。もう年が明けて3日にもなり、多くのメディアが取り上げてますが、私の感想を書いておきたいと思います。

付け加えておきますと、いつもの大晦日と違い、今回はお酒をほとんど飲んでいない状態での鑑賞でした。なので「今回だけでなく、いつものことだよ」という話が多いかもしれません。それと、いつになく批判的な感性が強いと思います。あらかじめご容赦ください。

結論から申し上げますと、「これ以上紅白を観たいと思わない」、です。

 

 

 

口パクは相変わらず

 

 

紅白に限らないのですが、口パク歌手たちが多いですね。

口パクだったら「合戦」じゃないじゃないですか。ダンス合戦です。

 

それと、口パクしてるって、視聴者のだれもがわかると思うんですが、どうしてあんな下手な「口パク」なんてしょうか。マイクに向かって口を動かしているだけ、だったら口パクだとわかります。あれって、マイクの機能をオフにしておいて声を出しても拾わないようにするなら、口パクってばれないんじゃないでしょうか。それとも、すでに騙されている口パクがあるんでしょうか。

 

 

 

出演者はグループの一員ばかり 出演者をどう選ぶのか1

 

 

出演歌手をどう選ぶのかは、いつでも話題になります。今年私が気になったのは、グループの一員が多いということ。

具体的には、AKB関係(HKT、SKE他)、EXILE関係(E-girls、三代目 J Soul Brothers他)、そしてジャニーズ系・・・。

いずれも、紅白に限らない話なのかもしれません。年末年始のTV番組のほとんどが、ジャニーズの誰かが出ていたといっても過言ではなかったですね。ジャニーズはそんなに貴重なんでしょうか。それとも、客寄せのためには必要悪なんでしょうか。連続司会もどうなんでしょうか。

そろそろ、ジャニーズに牛耳られないコンテンツが育ってほしい、と思います。てか、私はテレビ番組は徐々に観なくなったので、別にどうでもいいのですが。

 

 

 

その年の曲はどれだけあったのか 出演者をどう選ぶのか2

 

 

これも、いつも話題になることです。その年に活躍した歌手・その年にリリースされ盛り上がった曲が出る、というのが基本的な基準だと思うのですが、そうじゃない曲(楽曲とも呼称するらしいのですが、その呼称は嫌いです)・歌手が多かったですよね。

以前は、演歌歌手が、この話で標的になることが多かったですが、今回は演歌歌手じゃなくても目立ちました。

 

 

 

1人(一組)に1曲、あるいは1曲を1人(一組)じゃなかった

 

 

「メドレー」という表現で、複数の曲の一部をつなげて歌うのは以前からありました。それもどうか、と思いますが、今回は、明確に複数の曲に分かれた形で、複数の曲を歌う、というのがあったと感じました。福山雅治と桑田佳祐です。しかもどちらも中継で。

ずいぶん前の話ですが、さだまさしが「関白宣言」で紅白出場が決定したが、1人あたりの時間の制限で1番しか歌えないと言われ、「自分の曲は全体で1つなので、1番だけなら出場しない」と辞退した、というエピソードがあったと思います。事実かどうかは知りませんが、当時と今ではいろんな意味でずいぶんと変わりましたね。

 

それと、1つの曲が複数の歌手で歌われた、という、もしかしたら初の出来事がありました。「Let it go」です。May J.(日本語バージョン)とイディナ・メンゼル(英語バージョン)。しかも、どちらも“みんなで歌おう”という演出だったですね。

「May J.は前座だったのか」等とTwitterで指摘されたりしたらしいですし、May J.がかわいそうでした。

 

 

 

企画枠って何?

 

 

桑田佳祐が2曲歌いました。また、中森明菜もそうでした。他にもたくさんありました。この企画枠ってなんなんでしょう。

特に不可解だったのが、中森明菜です。

 

  • その年に活躍したわけではない
  • 特別な扱いなのに、中継、しかもレコーディング中
  • 歌った曲はこれから発売する曲
  • これまで休んでいた中森明菜の復帰を「応援する」的な進行

 

この企画枠は視聴者にとって必要だったのでしょうか。NHKにとって必要だったのでしょうか。中森明菜および関係者以外の、誰にとって必要だったのでしょうか、と言いたくなりました。

 

 

 

多くなった中継

 

 

会場に来ず、自分とこまで来てもらっての出演というのは、どうなんでしょうか。

まあ、「私に出て欲しいなら、来てもらわないと受けません」という歌手が増え、NHK側が承諾するという構図なんでしょうがね。

それほどに、出場者を選ばないともたなくなったんでしょう。

 

レコード大賞の会場から懸命に紅白の会場まで駆けつける歌手がいた時代(古ぅ~)をご存知の方々なら、納得してくださると思います。

 

 

 

 

総括すると、これほどまでに演出をしないと、紅白を観てもらえない時代だということなんでしょう。そもそも、男女に分かれて歌合戦というのも、ダイバーシティの時代から相対的に乖離していきますね。

もう

「これ以上紅白を観たいと思わない」

 

 

【追記】2015.01.04

皆さんは、紅組が勝ったか白組が勝ったか、興味ありますか。私は全くありません。子どもの頃はもしかしたら、どっちが勝ったかについて、冬休み明けの学校で友だちと盛り上がったかもしれません。でも、記憶はありません。

私の周りでは、いい年になったおばはんらが、「また白組の勝ちよ。もうやだ」とか盛り上がってます。勝ち負け、気になります?

 

 

 

 

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