居酒屋の運営はアルバイト任せ?:採用面接から透けてみえる現実

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今年は8月が就職活動の解禁日。日本経団連の「採用選考に関する指針」が決めました。

 

日本経団連

 

今月、多くの学生と面接してます。そこから浮かび上がる、居酒屋業態の情けなさ・・・。 (あ、私、本業は人事労務関係です。)
 
 
 

 

居酒屋にかぎらず、ファミレス、コンビニなどの業界がアルバイトやパートなどの非正規労働者の労働によって成り立っているのは、みなさんもご承知のとおり。 しかし、お店の運営(の大部分)を彼ら彼女らに任せてしまっている現状、果たしてそれでいいのかと思ってしまいますよ。

 

 

学生との面接

 

学生(応募者)に、「これまで一生懸命取り組んできたことは何ですか?」という質問をすることがあります。事前に提出してもらうエントリーシートでも同じような設問を設定していたりします。

その回答には、かなり多くの割合で「居酒屋のアルバイトで・・・・・をやりました!」というのが出てきます。

「アルバイト、パートをとりまとめ、お店の全体を運営していました」

「お店の売上を30%アップしました」

「新メニューの提案や価格設定を考え、店長に提言。採用してもらい、売上がアップしました」

 

といった具合です。これらの仕事って、アルバイトの仕事でしょうか。店長とか社員の仕事じゃないですかね?

 

採用面接という場ですから、その内容が正確なのかどうか、わかりません。 当然学生は“盛って”話をしてきますから、面接官側は100%信じるわけではありません。可能な限り客観的事実や、具体的な内容について深堀り質問をして、それを確認します。   それでも、あまりにもこのようなアピールをする学生が多いことに、「何パーセントはうそじゃない。これが居酒屋の実態なんだろうな」と思えてきます。

 

 

 

ワ●ミのブラック騒動

 

どうしても、この話題に関連付けないわけにはいきません。 ワ●ミについて事件とか訴訟になっている話は、非正規労働者だけではありません。でも、正社員はもちろん、非正規労働者に対しても想像を絶する負荷がかかっていたことは、想像に難くないですね。   正社員は複数店舗の店長を兼ねており、店員全体の把握はできていない。メニュー開発はもとより、ふだんからのお客様接遇の訓練や指導などもできていない。 ふだんからこういった業態のお店にしかいかない私の見聞は、面接で聞く学生の言葉に符合します。

 

 

 

 

 

はっきりとした線引ができないとは思うけど、

売上が伸びない、新しいお客様を呼びこむ、新メニューの開発など、何年かしたら卒業する労働力に期待するのは違うんじゃないですかね。

(そのままその企業に就職する場合は別かもしれないけど。)

 

どうしても、この話題に関連付けないわけにはいきません。

ワ●ミについて事件や訴訟になっている話は、非正規労働者だけではありません。でも、正社員はもちろん、非正規労働者に対しても想像を絶する負荷がかかっていたことは、想像に難くないですね。

正社員は複数店舗の店長を兼ねており、店員全体の把握はできていない。メニュー開発はもとより、ふだんからのお客様接遇の訓練や指導などもできていない。

 

ふだんからこういった業態のお店にしかいかない私の見聞は、面接で聞く学生の言葉に符合します。

 

 

 

みなさんも、特にチープな居酒屋(チェーン)で、アルバイトの店員が接客するのを受けたことがありませんか。そして、先輩アルバイト、あるいは店長もしくはそれに準ずる人物が、若手あるいは新たな従業員の教育を、客のいるところで行っているのをみて、いやな感じを抱いたことはないですか。

 

 

 

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